自動車産業での事例 [02]

サプライチェーンの乱れに、オーバーフロー在庫を全国一元対応し波動性に柔軟対応。保管費用も変動費に

補修部品センター

業種:自動車部品メーカー様
従業員数:20万人

導入の背景 サプライチェーン環境の急変化よる在庫オーバーフロー出来
導入の決め手 全国統一品質のバッファー倉庫で波動性を吸収
導入後の効果 製品保管費用が変動費化に
国際一貫輸送

導入の背景
サプライチェーン環境変化で輸入製品在庫が全国でオーバーフローし、保管スペースがない。

自然災害や地政学リスク等外部環境の急変による世界的なサプライチェーンの乱れにより、当社のお客様でも各地で棚卸在庫の急増がおこってしまいました。当社は輸出入海貨だけのお付合いでしたが、従来の賃借倉庫では波動性を吸収できず困っているとのご相談を頂き、さっそくお客様と一緒に対策に取り組みました。

導入の決め手
全国統一品質のバッファー倉庫で波動性を吸収

直ちに、各地の自社倉庫だけではなく、協力会社とも連携して波動性に応じた必要なときに必要なだけの保管スペースを提供しました。協力会社からのスペース調達にあたって施設要件や管理体制に問題がないか当社が事前確認をし、複数拠点に分散する在庫も当社が一元して管理しました。急速な在庫増減は、柔軟なスペース確保で対応しましたが、既存の賃借倉庫では、オーバーフロー時の対応が難しいだけでなく、閑散期には無駄な保管コストが少なくないことが明らかになりました。
素材の特性に応じた保管・輸送インフラ
ミルクラン

導入後の効果
製品保管倉庫の固定費は最小化し、波動性に応じた分は個建に切り替えることができました

事態の収束が見えた段階で、当社から提案をいたしました。内容は、需給予測に基づき製品保管の固定スペースを最小化頂き、残る分は当社が品質管理も含め一元管理するバッファー倉庫で柔軟に対応頂くというものでした。製品保管コストの変動費化でお客様に十分なメリットを享受いただけることが明らかになり、各地での展開を進めている状況です。

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